「理学療法士はやめとけ」と言われる7つの理由!本当のところも解説!

理学療法士はやめとけと言われる理由
  • 理学療法士がやめとけと言われる理由は?
  • 理学療法士は本当にやめたほうがいいの?
  • 理学療法士はいいとこないの?

理学療法士は働く職場によっては生活が苦しくなったり、身体的・精神的負担が過度に大きくなったする可能性があります。

「理学療法士はやめとけ」という言葉やネットでの検索は多く見られます。

確かに理学療法士は責任の大きい仕事であるため、大変な部分も多いと思います。

しかし、その一方で良い部分もたくさんあり、メリットが多いのも理学療法士という仕事です。

この記事では「理学療法士はやめとけ」と言われる具体的な理由実際の状況、そして理学療法士のメリットを紹介します。

この記事からわかること

  • 理学療法士がやめとけと言われる理由
  • 理学療法士の実際の状況
  • 理学療法士のメリット

理学療法士がやめとけと言われる7つの理由

理学療法士がやめとけと言われる7つの理由を紹介します。

やめとけと言われる理由

  • 理学療法士は飽和状態
  • 年収が低い
  • 努力や能力が給与に反映されない
  • 身体的・精神的に負担が大きい
  • 人間関係が大変
  • サービス残業が多い
  • 勉強会や研修会が多い

理学療法士は飽和状態

理学療法士・作業療法士の需給推計について(案)
*供給推計:全体の平均勤務時間と性年齢階級別の勤務時間の比(仕事率)を考慮して推計
*需要推計:ケース1「時間外労働時間:年間0時間、1年あたり有給休暇追加取得日数:20日、入院医療(精神病症)外来医療:上位」、ケース2「時間外労働時間:年間360時間、1年あたり有給休暇追加取得日数:5日、入院医療(精神病症)外来医療:中位」、ケース3「時間外労働時間:年間720時間、1年あたり有給休暇追加取得日数:5日、入院医療(精神病症)外来医療:下位」について推計
出典:理学療法士・作業療法士の需給推計について厚生労働省

厚生労働省が2019年に発表した「理学療法士・作業療法士の需給推計について」では2026年〜2027年ごろに需要に対して理学療法士の数が上回ると予想しています。

理学療法士は現在、毎年約10000万人ずつ増えています。

理学療法士は飽和状態となっており、今後あまることが予想されています

理学療法士は養成校の増加により爆発的に人数が増えており、2012年は約10万人だった理学療法士の人数が、2023年には21万人を超えています。

くっきー

約10年で倍以上に増加しています。

数年後には仕事がない理学療法士が出てくるかもしれません。

年収が低い

性別平均年齢平均年収きまって支給する現金給与額年間賞与 
その他特別給与額
全体34.7 歳430.60 万円30.07 万円69.84 万円
35.4 歳447.80 万円31.37 万円71.36 万円
34.0 歳412.24 万円28.67 万円68.20 万円
2022年 理学療法士の平均年収
*平均年収の計算方法は「きまって支給する現金給与額」×12ヶ月+「年間賞与 その他特別給与額」
出典:令和4年賃金基本統計調査厚生労働省

厚生労働省が発表している令和4年賃金構造基本統計調査で、理学療法士(作業療法士、言語聴覚士、視能訓練士含む)の2022年平均年収は平均年齢34.7歳で430.6万円です(残業代やボーナス含む)。

理学療法士は責任が大きい仕事の割に年収が低いです。

また、昇給も少なく管理職にならなければ大きな年収の増加も見込めないと言われています。

年収が低く生活できないため「やめとけ」と言われています。

>>理学療法士が生活できない理由について知りたい方は「理学療法士は生活できない?やりがいだけでは難しい現実!?」で解説しています。

努力や能力が給与に反映されない

理学療法士は努力や能力が給与に反映されません

理学療法士が行うサービスは医療保険や介護保険を使って行われる診療報酬や介護報酬です。

これらの単価は国が決めており、1年目の理学療法士でも20年目の理学療法士でももらえる金額は同じです。

また1日や1週間で請求できる単位数も限度が決まっています。

そのため、能力や経験により稼げる額に違いはないため、それらが給与に反映されにくくなっています。

身体的・精神的に負担が大きい

理学療法士は身体的・精神的に負担が大きい仕事です。

患者さんや利用者さんのリハビリでは体を酷使することもあり、場合によっては自分の体を壊してしまう人もいます。

また、患者さんが抱える悩みや不安を聞いたり、家族や他職種とコミュニケーションをとり、調整したりと精神的な疲労が多い仕事です。

>>理学療法士が疲れる理由はこちら「理学療法士が疲れる理由!対処法まで合わせて紹介!

人間関係が大変

理学療法士は人間関係が大変な仕事です。

患者さんや利用者さんとは状況の把握やリハビリテーションの説明・提案など密なコミュニケーションが必要となってきます。

また、部署内での人間関係はもとより、部署外での医師や看護師など他職種とのコミュニケーション、院外・施設外では家族やケアマネージャーなどさまざまな人とコミュニケーションを取る必要があります。

さまざまな人とコミュニケーションを取らなければならず、人間関係は非常に大変で疲れます。

くっきー

理学療法士は楽しいことも多いですが、とても疲れるというのが本音です。

>>理学療法士の仕事の本音について知りたい方は「理学療法士の仕事の本音!悪いところまで衝撃告白!」で解説しています。

サービス残業が多い

理学療法士はサービス残業が多いと言われています。

理学療法士はリハビリを行なった時間を診療報酬や介護報酬として請求しています。

そのため、リハビリ以外の仕事である書類業務や委員会活動、後輩や学生指導などはサービス残業となるのが現状です。

また、勉強会や研修会も半強制的に参加させられるも、自分が望んで参加しているとみなされ残業代が出ません。

>>理学療法士の残業についてはこちら「理学療法士の平均残業は?現状と解決策を解説!

勉強会や研修会が多い

理学療法士は勉強会や研修会が多いです。

理学療法士の対応や治療技術、知識などはまだまだ発展している途中です。

そのため、常に勉強が必要な仕事であると言えます。

医療分野、介護分野共にいろいろなことが変化してきており、それに対応していく必要があります。

勉強会や研修会への参加は時間だけでなくお金がかかることも多いため、負担の多い仕事と言えます。

理学療法士の実際

前章では「理学療法士はやめとけ」と言われる理由を紹介しました。

ここでは、私が考える理学療法士の実際を解説します。

理学療法士の実際の状況

  • 理学療法士は増えているがいるが需要も増えている
  • 年収は職場や働き方による
  • 雇われでは努力や能力が給与に反映されづらい
  • 身体的・精神的な負担は大きい
  • 人間関係は職場による
  • サービス残業は職場による
  • 勉強会や研修は自分次第

理学療法士は増えているが需要も増えている

理学療法士は増えているが、需要も増えています。

理学療法士の数は毎年約10000万人ずつ増えており、ここ10年ほどで約2倍になっています。

しかし、理学療法士が増えている一方、需要も増えているのが現状です。

高齢者の増加に伴い患者さんや利用者さんの数が増えているだけでなく、デイサービスや自費リハビリ、パーソナルトレーニング、ヨガピラティスなどのフィットネス分野、企業に勤める理学療法士など職域が大きく広がってきています。

悲観的に考えられていた数年前より理学療法士の需要は大きく、また広がってきているのが実際です。

年収は職場や働き方による

理学療法士の年収は職場や働き方によって変わります。

一般的な理学療法士でも、職場選びや働き方を考えれば年収600万円は狙えます。

また、大学教授や起業して経営者などになれば年収1000万円も夢ではありません。

しかし、職場選びを間違えると20〜30年働いても年収400万程度なんてこともあります。

医師や弁護士のように資格さえ取れば高年収という仕事ではありませんが、職場選びを間違えなければある程度は稼ぐことができると思います。

>>理学療法士で年収600万円到達する手順はこちら「理学療法士でも年収600万円に到達する方法

雇われでは努力や能力が給与に反映されづらい

雇われの身では努力や能力が給料に反映されづらいです。

リハビリの料金は診療報酬や介護報酬で決められています。

医療・介護分野では理学療法士であれば誰がやっても金額は同じということです。

そのため、管理職以外はどんなに優秀でも給与に大きく差をつけづらい構造になっています。

誰がやっても同じ金額稼ぐなら「給料に差をつけなくてもいいや」となります。

くっきー

この状況なので理学療法士をやめる人も一定数います。

>>理学療法士をやめてよかった体験談はこちら「理学療法士をやめてよかった理由!事例と転職先を紹介!

身体的・精神的な負担は大きい

身体的・精神的な負担は大きいです。

精神的負担はどの職場でもある程度見られるでしょう。

理学療法士は対人が基本の仕事となるため、一定の精神的な負荷はかかります。

身体的負担は職場によって変わります

介助量の多い患者さんや利用者さんを多く担当する職場では身体的負担は大きくなっていくでしょう。

くっきー

年齢が上がってから患者さんの介助をするのは大変です。

>>理学療法士が何歳まで働けるかについてはこちら「理学療法士は何歳まで働ける?定年後の60代でも働くための4つの準備を徹底解説!

人間関係は職場による

人間関係は職場によります。

上司や先輩・同僚・後輩、部署以外のスタッフなどによって大きく変わります。

人間関係を良好にしようと努力することも大事ですが、相手がいることなので限界もあります。

これらか転職や就職を考えている人は、仕事に対する考え方が自分と似ている人がいるかを確認すると良いでしょう。

心から信頼でき仲間だと思える人が複数人いる職場はとても良い職場となります。

くっきー

人間関係が良好な職場は精神的に楽です。

>>理学療法士にとって楽な職場についてはこちら「理学療法士にとって楽な職場の特徴!見つけ方と注意点も解説!

サービス残業は職場による

サービス残業は職場によります。

現在では働き方改革が進められており、サービス残業を無くしていく動きが医療・介護分野でも見られています。

きちんと残業代が支払われていたり、残業しないような業務内容となっている職場も多いです。

一方、まだまだサービス残業が当たり前のように行われているのも事実です。

職場によって状況は大きく変わるため、就職や転職のときはよく調べるようにしましょう。

>>理学療法士の残業についてはこちら「理学療法士の平均残業は?現状と解決策を解説!

勉強会や研修は自分次第

勉強会や研修会への参加は自分次第と言えます。

強制的に参加させられたくない場合は、そのような習慣がない職場を選びましょう。

しかし、勉強会や研修会に参加しないほうが良いかというと、そうゆうわけでもなく自身のスキルアップやキャリアアップのためには必要となることもあります。

大事なのは勉強会や研修会に行く行かないではなく、自分の裁量でコントロールできることでしょう。

どんな勉強会に、どんな目的で、いつ行くのかを自分で決められる状況が良いでしょう。

理学療法士のメリット

「やめとけ」と言われる理学療法士ですが、メリットもたくさんあります。

ここでは理学療法士のメリットを解説します。

理学療法士のメリット

  • 国家資格のため就職しやすい
  • やりがいはある
  • 需要がある
  • 働き方次第では収入を増やすことが可能

国家資格のため就職しやすい

理学療法士は国家資格です。

そのため、一般的な会社員より就職や転職はしやすいです。

現状では選ばなければどこかには就職できるでしょう。

また、国家資格は基本的に一生ものなので、なくなることはありません。

>>理学療法士の転職方法についてはこちら「【理学療法士の転職方法】初心者でも成功する10の手順を徹底解説!

やりがいはある

理学療法士はやりがいのある仕事です。

理学療法士の仕事は患者さんや利用者さんの役に立つことです。

患者さんや利用者さんの悩みをリハビリを通して解決していくことは、達成感や充実感があります。

また、感謝されることも多く「頑張ってよかったな」と思える瞬間がたくさんあります。

需要がある

理学療法士の需要はまだまだあります。

確かに理学療法士は年々すごい量が増えています。

しかし、高齢化による患者さんや利用者さんの増加により、現在は足りない状態です。

また、職域の拡大により医療保険・介護保険以外の分野で活躍する理学療法士が多くなっています。

自費リハビリヨガインストラクター、パーソナルトレーナーなどさまざまな分野で力を発揮しています。

働き方次第では収入を増やすことが可能

働き方次第では収入を増やすことは可能です。

一般の理学療法士でも給与が良い職場副業などを組み合わせることによって、年収500万〜600万程度は可能です。

給与が良い職場としては公立病院や訪問看護ステーションなどになります。

公立病院は公務員となるため、給与以外の待遇も良くなります。

また、本業での収入が少なくても副業を合わせることで収入を増やすことも可能です。

働き方は多様になってきており、理学療法士でも収入を増やすことはできます。

>>理学療法士の副業が知りたい方は「理学療法士にオススメな副業を紹介!メリットや注意点も解説!」で解説しています。

理学療法士の口コミ

やめとけと言われるのに理学療法士は増えている

理学療法士はやめとけと言われたり、ネットでの検索は多く見られます。

しかし、理学療法士になりたいと思って学校に入学する人数は年々増えています。

理学療法士は人の役に立つ仕事です。

直接的に誰かの役に立つ仕事であり、必要な仕事です。

大変な部分は多々ありますが、良い部分や「やってて良かったな」と思うこともたくさんあります。

そのような部分を見て、理学療法士になりたいと思う人は今でも多いのだと思います。

【まとめ】理学療法士は職場環境や働き方によって大きく違いがある

この記事のまとめ

  • 理学療法士はやめとけと言う意見もある
  • やめとけと言われる理由は職場などの環境により変わる
  • 理学療法士はメリットいっぱい

「理学療法士はやめとけ」という意見やネットでの検索は多く見られます。

理学療法士は良いところやメリットもたくさんありますが、悪いところに目がいくこともあるでしょう。

たしかに、理学療法士は大変なことも多く、楽な仕事ではありません。

しかし、「やめとけ」という理由の多くは、職場環境や働き方により改善できることです。

「やめとけ」という理由に当てはまる人は職場環境や働き方を検討してみると良いでしょう。

理学療法士の転職の方法はこちら「【理学療法士の転職方法】初心者でも成功する10の手順を徹底解説!

転職方法はこちら!

よくある質問

「理学療法士はやめとけ」と言われる理由は?

理学療法士は以下の理由で「やめとけ」と言われています。

  • 理学療法士は飽和状態
  • 年収が低い
  • 努力や能力が給与に反映されない
  • 身体的・精神的に負担が大きい
  • 人間関係が大変
  • サービス残業が多い
  • 勉強会や研修会が多い

理学療法士のメリットはなんですか?

理学療法士は以下のメリットがあります。

  • 国家資格のため就職しやすい
  • やりがいはある
  • 需要がある
  • 働き方次第では収入を増やすことが可能

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