「志望動機はどうやって考えればいい?」
「志望動機ってどれくらい重要なの?」
「訪問リハビリの志望動機の書き方を教えて!」
志望動機はポイントをおさえておかないと、受かるはずだった求人先に落ちることも。
採用担当者は志望動機を重視します。
面接や履歴書などの少ない情報から、あなたの人柄、能力、やる気の全てを判断することは不可能です。
そのため、採用担当者は志望動機など断片的な情報であなたを評価します。
だから、志望動機を作り込むことはとっても大事です。
この記事からわかること
- 理学療法士における志望動機の作り方
- 志望動機を作るポイント
- 職域ごとの志望動機の例文
この記事を読めば志望動機の書き方や注意点がわかり、就職や転職を有利に進められます。
理学療法士の転職の方法はこちら「【理学療法士の転職方法】初心者でも成功する10の手順を徹底解説!」
志望動機とは応募先で働きたい理由
志望動機とは応募先で働きたい理由です。
数ある応募先のなかから「なぜこの病院(施設・法人)で働きたいのか」を説明したものになります。
応募先に感じた魅力とも言えます。
志望動機は重要視される
採用担当者は志望動機を重要視しています。
なぜなら採用担当者は履歴書や職務経歴書の志望動機を見て「どれぐらいここで働きたいのか」「どれぐらいこの病院(施設・法人)を理解しているのか」を見ているからです。
リクナビNEXTが採用担当者に行ったアンケートでは履歴書で重要視する項目として志望動機が一番重要視する傾向となっています。
採用担当者は志望動機にどんなことが書いてあるかをチェックしてます。
志望動機と自己PRは違う
志望動機と自己PRは違うものです。
志望動機とは「応募先ではたらきたい理由」であるのに対して自己PRは「自分の強み」を書きます。
志望動機 | 自己PR | |
---|---|---|
書く内容 | 応募先ではたらきたい理由 | 自分の強み |
採用担当者が見ているポイント | どれぐらいこの職場のことを理解しているか どれぐらいはたらきたいと思っているか | アピールしている強みを活かして活躍できる人材であるか |
志望動機と自己PRは書く内容も見られているポイントも違うということを覚えておきましょう。
志望動機と自己PRは違うものであるが関連付けられているとより印象が良くなります。
>>理学療法士の自己PRはこちら「理学療法士の自己PRのポイント!例文・テンプレートで徹底解説!」
志望動機を作るときのポイント
志望動機は「この病院(施設・法人)でどれだけ働きたいと思っているか」、「この病院(施設・法人)のことをどれだけ理解しているか」を十分に伝えられる内容でなければなりません。
しかし、志望動機を書く機会なんてあまりないためどう書けばいいか手が止まってしまう方も多いと思います。
以下では理学療法士における志望動機を書くときのポイントを具体的に紹介します。
- なぜその病院(施設・法人)を選んだのか明確にする
- 就職したらどう働きたいのか伝える
- 自分の長所や前職での経験をアピールする
- 理学療法士を目指したきっかけを書く
- 求めている人物に近いことをアピール
選んだ理由を明確にする
数ある応募先のなかから「なぜここを選んだのか」を伝えられるようにしましょう。
病院や施設、法人により職務内容やどのような患者さんを対象としているのか、経営理念などに違いがあります。
情報収集をして応募先の特色や共感できる部分を整理しましょう。
情報収集をして応募先の特色や共感できる部分を整理しましょう。以下をポイントにして考えましょう。
- 経営理念
- どんな患者さんや利用者さんを対象にしているのか
- 応募先がアピールしている事業
「ここを志望した理由」を明確に伝えられるようにしましょう。
>>理学療法士の転職先の情報収集についてはこちら「【転職先の情報収集】理学療法士の病院・施設・企業研究!」
どう働きたいのか伝える
就職したらどう働きたいのかを伝えましょう。
目的(どう働きたいか)を伝えることで、「ここで働きたい」という強い動機があると思ってもらえます。
特に応募先の特徴に関連付けられると印象がよくなります。
転職の場合は、前職での経験をもとに応募先へ貢献できることも合わせて伝えましょう。
どう働きたいのか明確にし「ここで働きたい」という思いを示しましょう。
長所や経験をアピールする
自身の長所や前職での経験を伝えましょう。
自身の長所や経験を応募先の「特徴」や「職域」、「経営理念」と関連付けてアピールすることで好印象をあたえられます。
ただ長所や経歴だけを伝えるのではなくそれらが応募先でどう役立つのかを考えましょう。
PTを目指したきっかけを書く
理学療法士を目指したきっかけを書くのも一つの方法です。
なぜこの仕事を目指したのかを伝えることで、理学療法士という仕事に向き合う姿勢などがアピールできます。
特に新卒の方では経験もないため、理学療法士を目指したきっかけを入れることで志望動機が書きやすくなります。
特に書けるようなきっかけがない場合は無理して書かないで、上記に紹介したポイントを参考にして書きましょう。
求めている人物に近いことをアピール
職場が求めている人物に近い人材であることをアピールしましょう。
求人をする際、採用担当者はどのような人材を獲得したいか、求人票で明確にしていることが多いです。
- 理念や社風
- 募集している職域
- 募集しているポジション(新卒・中途・管理職など)
これらの情報収集を事前に行い、どのような人物を求めているかを把握してから、それに見合ったアピールができると効果的です。
志望動機の作り方
志望動機は「結論」→「経緯」→「目標」の順に書きましょう。
- 結論から書く
- 結論に至った経緯を書く
- 応募先での目標を書く
ポイントを把握しても文章の構成がわかりづらくては、素敵な内容もうまく伝わりません。
文章は構成がしっかりしていれば読みやすくなります。
ここからは志望動機の具体的な書き方を紹介します。
結論から書く
志望動機の文章はまず結論から書きましょう。
結論である「ここで働きたい理由」を先に書くことで、わかりやすく、内容が伝わりやすい文章となります。
ここはなるべくシンプルに書きましょう。
結論に至った経緯を書く
次に結論に至った理由を書きます。
興味を持ったきっかけや今までの経験、目指していることなど「ここで働きたい理由」に至った想いや考えを書きましょう。
具体的なエピソードが書けるとより好印象です。
応募先での目標を書く
最後に応募先でやりたいことを書きます。
入職後の活躍をイメージさせ、どのように貢献できるかをアピールします。
目標やビジョンなどをなるべく明確に伝えましょう。
採用担当者に入職後の活躍しているイメージを与えられればOK!
志望動機を書く際に注意すること
志望動機は採用担当者によって評価が異なるため、絶対にダメとは言い切れないも、気をつけておくべき注意点があります。
ここでの注意点を気をつけながら書くだけでも、印象の良い志望動機になります。
以下に志望動機を書く際に注意することを具体的に紹介します。
- 働く条件のみが志望動機
- 前職への不満が書いてある
- 学びたいとだけ書いてある
- どの職場にも言えるような漠然とした内容になっている
- 給与や待遇のことばかり書いてある
- 文章がわかりにくい
働く条件のみが志望動機
働く条件のみが志望動機になっている場合は注意しましょう。
「休日の多さが魅力」「残業がすくない」など働く条件は仕事選びには重要な要素です。
しかし、志望動機が条件のみになってしまうと、自分のことしか考えていないとネガティブな印象をあたえることもあります。
志望動機が働く条件を書く場合はその条件を求める理由まで説明し、採用担当者の理解を得られるようにしましょう。
前職への不満が書いてある
前職への不満は書かないようにしましょう。
人間関係や給料が低い、残業が多いなどの不満をありのまま書いてしまうのはNGです。
同じような不満でまたすぐ辞めるのではないかと思われます。
応募先の特徴に合わせ前向きな表現に置き換えましょう。
ポジティブに言い換えよう
- 給料が低い→成果を正しく評価してもらえる環境で働きたい
- 人間関係が悪い→チームで同じ目標にむかって仕事を進められる環境で働きたい
学びたいとだけ書いてある
「学びたい」という姿勢を伝えるときは注意して下さい。
自分が成長できる環境を選ぶのは良いことですが、「成長させてもらえる」や「研修が充実している」などはやや受け身にとられることもあります。
成長して「どう働きたいか」「どう貢献できるか」という流れで書くと好印象になります。
どの職場にも言漠然とした内容になっている
どの職場でも言えるような内容は注意しましょう。
どこにでも言えるような内容では「なぜここを選んだのか」が伝わりません。
例えば「理学療法士として成長したい」だけではどこにでも言えます。
応募先のどのような部分に魅力を感じ、どう成長したいのかまで書くとより具体的な志望動機になります。
給与や待遇のことばかり書いてある
志望動機に給与や待遇ばかり書いてある場合は注意しましょう。
採用担当者はあなたが職場に対してどのような貢献をしてくれるのかを見ています。
給与や待遇ばかり書いては、「自分のことばかりで職場に貢献してもらえるのか?」と疑問に思われてしまいます。
また、自分のアピールには全くならないため注意しましょう。
文章がわかりにくい
志望動機の文章がわかりにくい場合は注意しましょう。
採用担当者は何人もの求職者を対応します。
そのため、わかりにくい文章の場合しっかりと理解されずに終わってしまう場合があります。
良い志望動機も伝わらなければ意味がありません。
志望動機はまず「相手に伝える」ことを第一に考えて作成しましょう。
訪問リハビリの志望動機例文
ここでは訪問リハビリの志望動機の例文をご紹介します。
訪問リハビリの例文
在宅でのリハビリテーションに携われる貴社に魅力を感じて志望しました。
私の祖母が脳梗塞で倒れ、歩行困難となりました。自宅に退院後も粘り強く訪問リハビリテーションを行った結果、自宅内でトイレまで歩けるようになりました。その際、理学療法士の方々の尽力に感動し、私もいつか同じように地域に根ざしてリハビリテーションを提供したいと強く思うようになりました。
自宅退院後もさらなる課題にのぞむ利用者さんにリハビリテーションを通して、少しでも役に立ちたいと思っています。よろしくお願い致します。
訪問リハビリのポイントは
- 在宅に戻ってきてから明らかになる課題
- 地域に根ざしたリハビリテーション
- その人らしい生活
- 介助者への支援や協力
などです。
実際の生活場面に直接関われるのが訪問リハビリの特徴です。
まとめ
この記事のまとめ
- 志望動機は「ここで働きたい理由」
- 志望動機を書くときは以下をポイントにする。
なぜその病院(施設・法人)を選んだのか明確にする
就職したらどう働きたいのか伝える
自分の長所や前職での経験をアピールする
理学療法士を目指したきっかけを書く - 文章構成は「結論」→「経緯」→「目標」とすると分かりやすくなる
志望動機は「ここで働きたい理由」です。
この志望動機によって採用担当者に与える印象は大きく変わるため、とても大事な項目です。
志望動機を書くときは以下をポイントにしましょう。
- なぜその病院(施設・法人)を選んだのかを明確にする
- 就職したらどう働きたいのかを伝える
- 自分の長所や前職での経験をアピールする
- 理学療法士を目指したきっかけを書く
志望動機の文章構成は「結論」→「経緯」→「目標」の順に書くことで分かりやすくなります。
採用担当者に好印象を与える志望動機を書いて就職・転職を有利に進めましょう!
最後までご覧いただきありがとうございました!