「理学療法士をやめて他の仕事はできる?」
「理学療法士をやめた人はどうなってるの?」
「理学療法士をやめてよかったと言っている人の話が聞きたい!」
「理学療法士をやめよう…」
そう思っていても、ここから一步踏み出すのは意外と大変ですよね?
いざやめるとなると「他の仕事なんてできるのかな」「やっぱり理学療法士のほうがいいんじゃないか」なんて考え出して不安になるものです。
特に理学療法士しか職業の経験がないと、他の仕事がイメージできないから、不安も大きくなりがちです。
この大きな一歩を踏み出すには、やめてよかったと感じている成功者の体験談を聞くのが一番です。
このページでは理学療法士をやめてよかった事例を紹介し、やめてよかったと感じた理由、やめてよかったと思えるためにしておくことを解説しています。
この記事から分かること
- 理学療法士をやめてよかった事例
- 理学療法士をやめてよかったと感じた理由
- やめてよかっと思えるためにしていくこと
この記事を読めばあなたの選択肢を広げることができます。
理学療法士をやめてよかった事例
ここでは理学療法士をやめてよかった実際の事例を紹介します。
理学療法士をやめて、新しい未来を切り拓いた人はたくさんいます。
やめてよかった事例
- 整体院の開業した事例
- WEBライターへ転職した事例
整体院の開業した事例
30代男性
理学療法士をやめた後の仕事はなんですか?
答え
整体院を開業しました。
理学療法士をやめた理由はなんですか?
答え
夢であった開業に挑戦したかったからです。
年収の変化はありましたか?
答え
理学療法士時代より少し減っています。
理学療法士をやめてよかったですか?
答え
やめてよかったです。
わずかに年収は減っていますが、生活はできています。
自分の裁量で自由に働けるので充実しています。
WEBライターへの転職
30代女性
理学療法士をやめた後の仕事はなんですか?
答え
WEBライターとデイトレーダーに転職しました。
理学療法士をやめた理由はなんですか?
答え
夫の異動に伴い、通勤が困難になったためです。
年収の変化はありましたか?
答え
手取りは半減しましたが、毎日の昼食代やテイクアウト(夕食)といった出費も減ったので今のところ世帯としてはなんとかなっています。
転職方法を教えて下さい?
答え
ライターに関してはクラウドソーシングサービスを通じてお仕事をいただくようになりました。
理学療法士をやめてよかったですか?
答え
現在の家庭状況を考えると、無理に理学療法士として再就職を目指すよりは在宅でできる仕事に切り替えたのは正解だったと思います。新型コロナの緊急事態宣言のときも思いましたが、リモートではどうにもならない職種である以上、家庭のあり方が多様化するいま、続けるのが難しいという人も増えるのではないかと感じました。
今後もし家を購入し、拠点が確定したら、デイサービス等でパートとして少しでも知識や経験を活かすことができればとは考えています。
理学療法士をやめてよかったと感じる理由
理学療法士をやめてよかった理由を紹介します。
理学療法士をやめてよかった理由
- 待遇が良くなった
- 人間関係の悩みが解決した
- 身体的・精神的負担が減った
- やりがいの持てる仕事に出会えた
- 自主的に勉強会に出なくて良くなった
- サービス残業がなくなった
給料が増えた
理学療法士をやめて他の職種へ転職することで、給料が上がることがあります。
厚生労働省が発表している令和4年賃金構造基本統計調査では、理学療法士(作業療法士、言語聴覚士、視能訓練士含む)の2022年平均年収は430.6万円です(残業代やボーナス含む)。
理学療法士の平均年収は、一般的な民間企業の平均年収である443万円(令和3年分民間給与実態調査)よりも低いです。
そのため、転職した業界によっては驚くほど給料が良くなることもあります。
転職した業界などに左右されますが、理学療法士をやめて他の職種に転職することで給料が上がることは十分にあります。
>>理学療法士の給料が安い理由と収入を上げる方法ついてはこちら「理学療法士の給料は安いのか?年収が低い理由と収入を上げる方法を解説!」
休みが多くなった
理学療法士をやめて他の職種へ転職することで、休みが多くなることがあります。
理学療法士はスキルアップや研究のために、休日に学会や勉強会に出ることが多いです。
また、研究や発表準備のために休日が潰れることも良くあります。
理学療法士をやめることでこれらがなくなり、休日を自分のために使えるようになります。
休みはゆっくり休みたいですよね。
>>理学療法士の休日についてはこちら「理学療法士の休みはどれくらい?休日の特徴を勤務先別に解説!」
人間関係の悩みが解決した
理学療法士をやめることで人間関係の悩みが解決することがあります。
理学療法士は患者さんや利用者さん、その家族、医師、看護師、ケアマネージャーなどたくさんの人と密にコミュニケーションを取るため人間関係の悩みも多くなります。
他の職種によってはたくさんの人と深いコミュニケーションを取らなくても成立する仕事があります。
転職した職種によっては人間関係の悩みを解決できます。
身体的・精神的負担が減った
理学療法士をやめることで身体的・精神的負担が減ります。
理学療法士は人の身体を扱うため、身体的・精神的に負担が大きい仕事です。
腰を痛めたり、必要以上に人間関係で心を痛めることがあります。
仕事の中には理学療法士よりも身体的・精神的に負担の軽いものもあります。
理学療法士をやめることで身体的・精神的負担を減らすことは可能です。
やりがいの持てる仕事に出会えた
理学療法士をやめることでやりがいの持てる仕事に出会えることもあります。
理学療法士は人の役に立てる素晴らしい仕事だと思います。
しかし、理学療法士にやりがいを持てるかは人によって変わるでしょう。
実際に理学療法士として働いてみたら「なんか違った」と感じる人もいると思います
理学療法士の仕事にやりがいを持てないのであれば、理学療法士をやめることでやりがいのある仕事を見つけられる可能性があります。
自主的に勉強会に出なくて良くなった
理学療法士をやめることで自主的に勉強会に出なくて良くなります。
理学療法士は勉強会が多いです。
- 自身のスキルアップ
- 新しい知見得るため
- 研究のため
などのため、休みや勤務後を潰して勉強会に参加することも日常茶飯事です。
しかし、理学療法士をやめればこれらの勉強会は一切なくなります。
勉強会に使っていた時間やお金は全て自分のものになるのです。
サービス残業がなくなった
理学療法士をやめることでサービス残業がなくなります。
理学療法士はサービス残業をあたりまえのようにしています。
- 勉強会
- 学生や後輩指導
- 書類業務
などをサービス残業で済ませる風潮があります。
理学療法士をやめることでこれらのサービス残業から解放されます。
>>理学療法士の残業についてはこちら「理学療法士の平均残業は?現状と解決策を解説!」
理学療法士をやめなければよかったと思う理由
理学療法士をやめなければよかったと思うこともあります。
ここでは理学療法士をやめなければよかったと思う理由を紹介します。
やめなければよかったと思う理由
- 年下の上司や先輩ができることもある
- 1からのスタートになる
- 年収が下がることがある
年下の上司や先輩がいることもある
新しい職場には年下の上司や先輩がいることもあるでしょう。
理学療法士の転職であれば、職場の上司や先輩が年下だとしても、経験年数は考慮されることが多いです。
しかし、まったくの他業種に転職した場合、経験もないため年下の上司や先輩に指導されることになります。
「年下に指図されるのは嫌だ」というタイプの人にはデメリットになるでしょう。
1からのスタートになる
理学療法士をやめて他業種に転職した場合、1からのスタートになります。
まったくの未経験の仕事では、何も分からないことだらけです。
もう一度、新人の頃のように学び直す必要があります。
新しいことを学ぶエネルギーと謙虚さが必要になります。
年収が下がることもある
理学療法士をやめて年収が下がる可能性もあります。
厚生労働省が発表している令和4年賃金構造基本統計調査で、理学療法士(作業療法士、言語聴覚士、視能訓練士含む)の2022年平均年収は平均年齢34.7歳で430.6万円です(残業代やボーナス含む)。
他の業界では理学療法士よりも年収が低いところもあります。
また、他業種への転職では未経験でのスタートです。
そのため、理学療法士の頃より年収が下がることも十分あります。
「やめてよかった」と思えるためにすべきこと
やめる前に考えること
- 退職後の仕事を考えておく
- 理学療法士としての転職も一度は考えてみる
- 他職種への転職なら早い方が良い
退職後の仕事を考えておく
在職中に次の仕事を考えておきましょう。
できれば転職活動をして内定をもらっておくのが理想です。
先に退職してしまうと、無職の焦りから冷静に転職先を選べなくなります。
できるだけ次の仕事や転職先は決めてからやめるようにしましょう。
理学療法士としての転職も一度は考えてみる
理学療法士としての転職も一度は考えてみましょう。
やめたい理由がその職場特有の場合もあります。
- 給料が一般的な理学療法士より低い
- サービス残業が多い
- 強制的な勉強会が多い
- パワハラ
- セクハラ
上記のような理由であれば、理学療法士をやめなくても職場を変えれば解決する可能性は高いです。
理学療法士も職場によって、働き方や考え方が多様になっています。
一度は理学療法士として他の場所で働く選択肢を考えるようにしましょう。
>>理学療法士にとって楽な職場についてはこちら「理学療法士にとって楽な職場の特徴!見つけ方と注意点も解説!」
他職種への転職なら早い方が良い
他職種への転職をするなら早い方が良いです。
他職種への転職は基本的に1からのスタートです。
若いほうが新しい環境への適応も、知識や技術の習得も有利です。
他職種への転職すると心に決めているなら早いほうがいいでしょう。
やめなければよかったと思う人の特徴
理学療法士をやめなけばよかったと思う人の特徴を紹介します。
やめない方がいい人
- やめたい理由が明確でない
- やめたい理由が職場特有の問題
- やめる理由が感情的
やめたい理由が明確でない
やめたい理由が明確でない場合は注意しましょう。
漠然とした理由でやめると、次の職種でも同じようになる可能性があります。
まずはやめたい理由を明確に整理し、それらを解決する転職にしましょう。
>>理学療法士の自己分析についてはこちら「【理学療法士の自己分析】転職活動の前に必ずやっておこう!」
やめたい理由が職場特有の問題
やめたい理由が職場特有の問題の場合は、理学療法士をやめないほうがいいかもしれません。
今の職場にやめたい原因があるのならば、職場を変えれば解決します。
理学療法士をやめたいのか、職場をやめたいのかにより、取る選択は変わります。
職場をやめたいのであれば、理学療法士として転職することをオススメします。
>>理学療法士の転職方法についてはこちら「【理学療法士の転職方法】初心者でも成功する10の手順を徹底解説!」
やめる理由が感情的
やめる理由が感情的な場合は注意しましょう。
感情的なときは冷静な判断ができません。
一旦落ち着いて冷静になり、数日考えましょう。
それでも変わらなければやめる準備をして下さい。
理学療法士をやめて他職種へ転職する方法
やめたい理由を整理する
まずは、理学療法士をやめたい理由を整理しましょう。
ここが整理できないと、次の仕事でも同じことを繰り返す可能性があります。
「なぜやめたいのか」をできるだけ明確にし、それが改善できる職種を選ぶようにしましょう。
転職エージェントを使う
次に、他職種への転職は転職エージェントの使用をオススメします。
他職種への転職では一般的な転職のルールや業界ごとのルールなど分からないことがたくさんあります。
そのため、転職のプロであるキャリアコンサルタントの助言は他職種への転職こそ重要になります。
他職種への転職ではできるだけ転職エージェントの利用をオススメします。
転職先で働くための準備をする
転職先が決まったら働くための準備をしましょう。
具体的には転職する業界のことや担当する仕事についての勉強をしましょう。
社会人経験者として転職するため、転職先もある程度の能力を期待しています。
理学療法士として働く中で培った能力をフル活用して、次の仕事の準備をしましょう。
まとめ
この記事のまとめ
- 理学療法士をやめるのも一つの選択肢
- 理学療法士をやめるときは理由を明確にする
- 理学療法士をやめるなら早いほうが良い
理学療法士をやめることも一つの選択肢です。
理学療法士は人の役に立つ仕事ですが、誰にとっても良い仕事というわけではありません。
人それぞれ向き不向きがありますし、希望する年収も違うでしょう。
あなたにとっては理学療法士が最適な働き方ではない可能性もあります。
理学療法士のメリット・デメリットを把握したうえで、理学療法士以外の仕事を一つの選択肢として検討してはどうでしょうか?
最後までご覧いただきありがとうございました。
よくある質問
質問:理学療法士をやめてよかった理由はありますか?
答え
理学療法士をやめてよかった理由は
- 待遇が良くなった
- 人間関係の悩みが解決した
- 身体的・精神的負担が減った
- やりがいの持てる仕事に出会えた
などです。
質問:理学療法士をやめるデメリットはありますか?
答え
理学療法士をやめると以下のデメリットがあります。
- 年下の上司や先輩ができることもある
- 1からのスタートになる
- 年収が下がることがある